七罪巡り
見た目は派手。

そのせいで中学入学頃からヤンキーやギャル男と間違えられ、ヤンキーやギャル男に絡まれたり喧嘩を売られたりと大変だった。
それも今でも変わらず、むしろサボリが多くなったことで教師からの評価は『不良』な根暗。


「目立ちたいんではなくて、自分を満足させる為の見た目だから」

「理解できない馬鹿だっていんだろ」


その馬鹿達のおかげで、殺しまでは出来ないまでも喧嘩慣れはしているつもりだ。
タキみたいな人が存在する限りいつどこでだれに殺されるかもわからない今、喧嘩に少しでも自信があることはマイナスではないはず。

本当に、いつ殺されてもおかしくない世界なのだから。



< 6 / 10 >

この作品をシェア

pagetop