〜花魁〜



逃げて後悔した過去は終わりにしよう。



ここに来て、逃げるなんて…

ダサい事はしたくない――。





『ありがと―…。』


「いえいえ♪」




バシッ!!



これでもって位に背中を叩かれて


『……ッツ!!何すんだよ?!』


なんて怒りながらも、嬉しかったんだ。



「フラれたら慰めてやるからよ〜♪笑」


『黙れっ!!』


「さぁーて…、お互い明日は良い1日にしよーな?」



そう言った貴史の顔が、何故か…真剣!!



『お前、明日なんかあんの?!』


「うん。人生の別れ道♪俺も結婚したくなっちゃった〜」


『ま、さか―…。反対!!お前なんかに大事な雪はやれねーよ!!』



半分冗談。半分本気。



「あはははは〜。よろしく!お義兄さま♪」



昔と、全くと言っていいほど変わらない貴史と

昔より、大人になった大和。



上手く、釣り合いが取れてるよな〜

なんて、真剣に思った。




『きもっ!!まぁ、頑張れや。』


「お前もな!!」





.
< 222 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop