〜花魁〜
逃げて後悔した過去は終わりにしよう。
ここに来て、逃げるなんて…
ダサい事はしたくない――。
『ありがと―…。』
「いえいえ♪」
バシッ!!
これでもって位に背中を叩かれて
『……ッツ!!何すんだよ?!』
なんて怒りながらも、嬉しかったんだ。
「フラれたら慰めてやるからよ〜♪笑」
『黙れっ!!』
「さぁーて…、お互い明日は良い1日にしよーな?」
そう言った貴史の顔が、何故か…真剣!!
『お前、明日なんかあんの?!』
「うん。人生の別れ道♪俺も結婚したくなっちゃった〜」
『ま、さか―…。反対!!お前なんかに大事な雪はやれねーよ!!』
半分冗談。半分本気。
「あはははは〜。よろしく!お義兄さま♪」
昔と、全くと言っていいほど変わらない貴史と
昔より、大人になった大和。
上手く、釣り合いが取れてるよな〜
なんて、真剣に思った。
『きもっ!!まぁ、頑張れや。』
「お前もな!!」
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