恋する笑顔【短編】










―――ガチャ











“しまった“





そう思った時にはもう遅かった。






「誰?」




振り向いた彼女の顔は邪魔が入ったと言わんばかりの不機嫌な顔だったが




長い睫毛がしめっているのを俺は見逃さなかった。




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