メモリー
そう考えると私までも涙が出てきた



それを見た二人は私に近づいて…何度も…何度も…謝られた…



二人とも悪くなんかないのに…



悪いのは全部私なのに…


なんで記憶がないの…



そう…なんで?




「どう…して…?なんで…私は…記憶をなくしたの…?」




……。


しばらく沈黙が続いた




「それは…。」




「事故だよっ!姉ちゃん…学校の屋上から落ちて!!」



いきなりコハク君が戻って来て言った




息がきれている…




走って戻ってきたのかな…
< 10 / 19 >

この作品をシェア

pagetop