メモリー
俯く私を優しく撫でて傍に居ると言ってくれた…


これだけで私はすごく嬉しかった…なんでだろう…安心できた



「俺の名前も知らないのにな…。えっと俺は[松下(マツシタ)亮平(リョウヘイ)でハルと同じクラスな感じかな?」



同じクラスなんだ…クラスでも仲良かったのかな



「リョウヘイ…ですか、いい名前ですね!」



「そうか?リョウでいいからな」



「リョウですか?前もそう呼んでましたか…?」



「あぁ!だからリョウな!」



「はい…分かりました…。私って皆にハルって呼ばれてるんですか?」



「えっ…あぁ、ハルって皆呼ぶよな〜。てか敬語やめろよな、変な感じがする」



苦笑いしながらリョウは言った



「はいっ…。」



敬語は直らないと思うけど…



それからいろんな話をした…




ユズナさんのこと…コハク君のこと…お母さんやお父さん…



お陰でいろんなことを知ることができた
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