夏恋つづり
「じゃあね…。」


手を小さく胸の前で振った。



「あっ!莎矢、出発する日…決まったか?」



私はその言葉に胸がズキンと痛くなった。



絋には教えてないんだよね…。



秘密のままにしておこうと思ってたけど、直接聞かれちゃったし…




やっぱり話した方がいい……かな…。



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