僕の記憶が消えていく

『早く映画いこうぜ。』


俺たちは全米で話題になっているSF映画を見に行った。


『凄かったね。』


香吏奈とパンフレットを見ながら街を歩いていると前から部活を終えた北原先輩たちと出会ってしまった。


『お前部活さぼって女とデートかよ。そんなんだったら部活なんて辞めちまえ。』


『そうだよ。推薦で入ったくせに入れたらもうサボりか。ふざけてるよな。』


散々言って彼らは帰って行った。


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