先生、私が変えてあげる♪
「強いな、お前!」
わしゃわしゃと、かき混ぜるように豪快になでた実凪の髪は、ボサボサになっていた。
「・・・つ、よ、いって・・・!」
なでた頭から手を離し、また京は歩き出した。
そろそろ、病院の出口が見える。
先に歩いていると、後ろからの足音が聞こえない。
ふと振り替えると、蒼井はボサボサになった頭のまま、突っ立っていた。
「・・・蒼井ー?」
「は、はい!」
そう返事はしたものの、なかなか振り向かないので、また蒼井の元へと戻った。
「行くぞ」
そう言って、無意識にのばした手は、蒼井の腕をつかんでいた。