とおりゃんせ2~日村令子の場合~
「んっ?・・・なに?」
かすれた声で話す由里の横に紗英は近づいた それからちょうど置いてあった来客用のイスに腰掛けた
「・・なんで・・わかったの?・・わたしが倒れたこと・・・」
由里からそう聞くと 紗英は病室の入り口当たりを人が来ないかどうか首を伸ばして確認した
誰も来ない事を確認し終わると やっと話しはじめた
「あのね…分かったんじゃないんだ!たまたま由里の後を追いかけたら 本当に出くわしちゃっただけなんだ!」
「追いかけた・・・の?」
「うん」
紗英は そう頷くと もう一度入り口付近をキョロキョロと見回した
誰も来る気配が無い事を再度確認すると ジャージのポケットから何やらゴソゴソと取り出した
「ほら!コレなんだ!」
紗英が手にしているのは 朱色に金色の刺繍のあるお守りだった
「・・お守り?」
「うん…帰り際に渡そうと思ってたのに 私すっかり忘れてて・・・でも 今回はこのうっかりが役に立って良かったよ・・・」
「インターハイなら・・まだ先だから・・・明日でも・・よかったのに・・・・」
由里がそう言うと 紗英はお守りに刺繍してある文字を由里にそっと見せた
かすれた声で話す由里の横に紗英は近づいた それからちょうど置いてあった来客用のイスに腰掛けた
「・・なんで・・わかったの?・・わたしが倒れたこと・・・」
由里からそう聞くと 紗英は病室の入り口当たりを人が来ないかどうか首を伸ばして確認した
誰も来ない事を確認し終わると やっと話しはじめた
「あのね…分かったんじゃないんだ!たまたま由里の後を追いかけたら 本当に出くわしちゃっただけなんだ!」
「追いかけた・・・の?」
「うん」
紗英は そう頷くと もう一度入り口付近をキョロキョロと見回した
誰も来る気配が無い事を再度確認すると ジャージのポケットから何やらゴソゴソと取り出した
「ほら!コレなんだ!」
紗英が手にしているのは 朱色に金色の刺繍のあるお守りだった
「・・お守り?」
「うん…帰り際に渡そうと思ってたのに 私すっかり忘れてて・・・でも 今回はこのうっかりが役に立って良かったよ・・・」
「インターハイなら・・まだ先だから・・・明日でも・・よかったのに・・・・」
由里がそう言うと 紗英はお守りに刺繍してある文字を由里にそっと見せた