お嬢様と執事の関係
家に帰るともう稜哉は帰っていた。
でもやっぱ見ると苦しくなる。
あれがもし嘘だったらいいなと思うぐらい
「お帰りなさいませ。お嬢様。」
「・・・・」
「ハァ・・・どうかしましたか?
お嬢様の笑顔がかわいらしいのに
そんな顔をしてはなりません。」
稜哉は、今の気持ちなんて知らないうちに
私の心を温め、でもその言葉が棘のようにささる
「・・・・・夜。また勉強教えて。」
ホントは勉強なんてするつもりない。
「もちろんです。」