そこから先は
「バイバイ…」



駆は焦った。



自分を誘拐した犯人に対しての発言にしてはおかしい。



悲しすぎるし、切なすぎる。



泣き出しそうな雰囲気はないが、駆が今までに聞いた事のないような心苦しい言い方だった。



小春のその声を聞いた駆の担任教師もまた、声は出さなかったが、あまりにも切ない顔で笑った。



「いくぞ」



刑事たちもその様子を不思議そうに見てはいたが、やはり切り替えが早い。



すぐに駆の担任を部屋から連れ出していった。
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