そこから先は
       *



「小春、驚くだろうな」



駆は車の中で呟いた。



刑事になることは元々の夢でもあったのだが、小春の誘拐事件があってからは余計にその願望は強くなったのだ。



駆は、小春とあの男が引き離されたその瞬間から、この2人を再び引き合わせようと心に誓っていた。



2人の共通点であるこの場所、母校の校門で。



自分では何年かかっても出来ない事を男に託そうと思ったから。



「先生、小春を頼んだよ」
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