そこから先は
屋上には太陽の温かい光を浴びて、まったりしている教師たちが何人かいた。



その中には担任教師・岡部康仁の姿もある。



「お前ら、何持ってんだ?」



岡部があたしたちの手元を見ながら言った。



「別になんでもない」



声を揃えて言った。



なんでもないわけないけどね。



あたしたちは並んで、落下防止の緑色のフェンスに近づいた。



その様子を屋上にいる全員が見ている。



教師たちの顔がだんだん不安そうになってきているのが遠目でもわかる。



こいつら、今度は何をしでかすつもりなのだろう。



そう思っているに違いない。



「せ〜のっ!」
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