そこから先は
         *



「次の連絡はないんですか?」


刑事が父親に聞いた。



「今朝かかってきて、それ以降はないです」



父親がはっきりした口調で答える。



駆たちは散々悩んだ結果、警察を呼ぶことにしたのだった。



「しかし、こういう事は出来るだけ早く教えて頂きたいものですな」



口ひげを生やしたやけに偉そうな刑事が言った。



「ですが…警察に連絡して、もしそれが犯人にわかると犯人を刺激してしまうのではないかと思いまして…」



母親は小さい声で口ひげに反論した。



口ひげは母親をちらっと見たあと、ふんっと息を吐き、受話器を睨みつけた。
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