そこから先は
        *



男があたしの家に二度目の電話をかけてから、また数日がたった。



でもまだ何の動きもないみたいだ。



「今日は一緒に寝ようか」



あたしの髪を乾かしながら、男は驚くべき事を提案してきた。



「あんた何言ってんの?」



あたしは驚いた声でいった。



少しうわずっていたかもしれない。



「だって…お前いつも床で寝てるだろ?痛いだろうし、かわいそうだなって思って…かといって布団は俺が使ってるのしかねぇし。いやか?」



男は珍しく長い言葉を吐いた。



照れてるよ。



わかりやす。



「いやって言うと思う?」



あたしは男をからかうように言った。



やな女だな。



あたしは。



「思わない」
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