先生の秘密は恋の予感
万由美と別れる。



それはもう俺の中で決まっていた。



もう迷わない。



だが、佳奈実に自分は思いは伝えない。



伝えるつもりはない。



佳奈実は俺の可愛い生徒。


俺のお姫様だからな。



佳奈実と加納の恋の応援をするよ。



佳奈実何も心配しないでいい。



中学からのおまえの様子が書いてある書類を見て驚いた。



授業を真面目に聞かない。


特に体育は毎回さぼる。



友達がいない。



虐めにあっている。



だからなのか、気になってついつい佳奈実ばかりを見てしまう。



佳奈実は可愛い女の子だった。



他の子たちとは全く違う。



いい加減な奴と思っていたが、大間違いだった。



佳奈実は最高にいい女。



誰よりも優しく思いやりのある、心の綺麗な純粋な子だった。


だからなのかな、俺には無いものを持ってるからなのか。


佳奈実を愛しく思ってしまうのかも知れない。







< 88 / 178 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop