億万色Love
「ねぇなんでナナって呼んでるの?もしかして七元の七からぁ?」
上目遣いで亮に話す矢島華子の姿勢に、私の体はサムサムを覚えた
「うん、まぁ…」
「やっぱり!"ナナ"って可愛い呼び名だよね♪私も呼びたいな!」
私と亮は顔を見合わせた
「「(勝手に)どうぞ……」」
「やった♪これで仲間入りできたぁ♪♪」
仲間入り??
私を"ナナ"って呼ぶだけで、仲間になれちゃうの…?
私ってなんなんだ…
「あ、そうだ。亮くん見て見てこれ♪この前、友達と遊んだ時に撮った写真なんだけど、なんかモデルみたいじゃない?♪可愛いでしょ〜♪」
「え…あ、‥うん」
「これも♪あ、これとか超いい感じに撮れてる!」
「………」
矢島華子のテンションにどうしていいのか戸惑っている亮
私はその場から逃げたくてしょうがなかった
「ねぇねぇ亮くん」
「な、なに?」
「一緒に写真撮ろ?私デジカメ持ってるし」
「写真っ?!いや…写真はちょっと…」
「えー!なんで?いいでしょー?亮くんイケメンだし、友達に自慢したいんだもん!♪」
「ごめん。写真は無理…」
…………あぁ……しんどい
二人の会話(ほぼ矢島華子の会話)を聞いていると、どんどんと頭が痛くなっていく
これが乙女というのなら、私は絶対なりたくない!
私は顔を伏せて、なるべく関わらないようにと二人から間隔をあけた
すると…
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