億万色Love
「頑張ってください。無理しない程度にですけど…」
「ありがと凜ちゃん。これ正直な話、七元さんたちが来てから俺の体調が全然良くなってて。こうやってコーヒー出してくれたり、心配してくれたり応援してくれたり、心が解放されるっつーか。ほんと助けられてます」
「いえ、私は何もできてないですから…」
母さんは嬉しそうに微笑んだ
「じゃあ俺は部屋に戻ります。ごちそうさまでした」
「ゆっくり休んでね。あ、明日の夕食は豪勢にしなくちゃね。送迎会しましょ♪」
「はは♪ありがとうございます。じゃあ明日は早く帰ってこれるようにがんばりますよ。おやすみなさい。凜ちゃん、おやすみ」
「「おやすみなさい」」
春人くんって完璧だ
仕事できて、礼儀良くて、愛想よくて、女性に優しくて
とても思いやりのある人。
「なんか春人くんと津上くんって雰囲気似てない?」
「えっ?!まったく!!!!!」
「似てるわよ。雰囲気よ?雰囲気。笑った時とか津上くんみたいじゃない?」
「似ても似つかない!!」
「そう…?」
「そうだよ。母さんこそ疲れてるんじゃない?洗い物は私がやるから母さんはもう家に戻って休んでよ。」
半ば強引に母さんを帰した
条地家のキッチンに立つのは数えるくらいで、普通のキッチンとは仕組みが違うので少々手こずりながら洗い物を始めた
………タンタンタンタンタン………
階段を降りてくる足音が私の耳に届く
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