億万色Love



そして結局………


「津上くん。君みたいな優秀な生徒は、すごく期待が持てる。ぜひここへ来なさい。」

「まじですか?!」

「まじだ(笑)」

「っっしゃ!!!」


ガッツポーズをして喜ぶ亮を見て、なぜか私と香留も笑顔になった

「津上くんには外国語学部に入ってもらいたいんだ。いいかな」

「はい!どこでも!」


………ということで、


亮もS大にやって来ることになった。


私と同じ学部で、住む場所はバイトしながら近くのアパートを借りることになった

今更だけど、実は亮……


お家はすごくお金持ちなの

3つ上のお姉さんなんか、綺麗で頭良くて、日本の美人を決める大会で見事グランプリを獲得


この亮を見てると、嘘みたいな話だけど、すべて本当の話

バイトしながら暮らすって言ってるけど、きっと両親の仕送りの額はハンパないと思う……


裕福な家で育ったお坊ちゃまが私なんかに夢中になって……


きっと親は泣いてるよ……



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