天使な執事と悪魔な執事
あたしは車の中で、曲がったままだったネクタイを緩めた。
緊張と車内であるという圧迫感に耐えられなかったから。

だけど…さすがリムジン、中はかなり広々としていて冷蔵庫まで完備されてる。

あたしの隣に座った翡翠さんは冷蔵庫を開けて、中から透明な液体の入ったビンを取り出して手渡してくれた。

「喉は渇いておりませんか?お嬢様…」

手渡された飲み物は冷えていてかなり美味しそう。

「い、頂きます」

そう言うとあたしの手に持たせたビンを一旦自分の手に戻して、栓抜きを使って開けてくれた。

「どうぞ…お嬢様」

そう言われビンを受け取ると、ビンの中からシュワシュワと炭酸特有の音が聞こえてきた。

ちなみにあたしは炭酸が大好きだったりする。
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