天使な執事と悪魔な執事
「あたし…炭酸大好きなんです。ありがとうございます。」

そう言うと翡翠さんは笑って。

「存じ上げております…」

その言葉に一口含んだジュースを噴き出しそうになってしまった。

「ケホッ…ケホッ」

し、知ってるのね…あたしの家族構成だけじゃなく…好きな飲み物まで。

むせるあたしに、心配そうな表情で声をかけてきた翡翠さん。

「…!!お嬢様…お味が気に入りませんでしたか?」

その言葉にむせりながら否定のために首を横にふった。

「いえっ!すっごく美味しいです…普通ね炭酸より飲みやすいです」

その言葉にホッとしたような翡翠さん。

「それは良かったです、その炭酸は天然の炭酸水でございます。」

天然の炭酸水…そんなものが存在していることすら知らなかった。

「普通に出回っている炭酸は砂糖を多く使っておりまして、体には良くないと思いましたで…お嬢様の為に取り寄せました」

あ、あたしの為にわざわざ…頭が下がります。
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