天使な執事と悪魔な執事
あたしがチビチビジュースを飲んでいると…運転席にいた琥珀さんが笑いだした。

「本当にお嬢さんは普通に育てられたんだなぁ…馬鹿みたいに純粋そうだし…地味だし」

馬鹿みたいに純粋そうだって言われたのは…いい意味で言ってるのかな。

地味だし…は、絶対褒められてないよ。

「地味な女ですみませんでしたっ!!」

あたしは頬を膨らませて力説してやった。

あぁ、あたしは琥珀さんのこと好きになれそうに無いわ。

別に好きになるつもりもないけどねっ!!

失礼な執事さんだわ…きっと落ちこぼれ執事さんだよ。

あたしは心の中で琥珀さんに、あっかんべーをした。
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