天使な執事と悪魔な執事
アタシは心の中で琥珀さんに頭を下げた。


さっきまで琥珀さんと遊んでいたセナは大きな熊の剥製にじゃれていた。


か、変わり身の術…!?凄いな、琥珀さんは。


高級そうな熊さん…ヨダレまみれだけどいいのかな。


アタシが熊とセナの方に視線を向けていると、その視線に気がついたらしいセナが熊から離れて走ってくる。


アタシに向かって一目散に走ってくる。


や、ヤバイよ…また押し倒されそう?


アタシはビクついて近くにいた翡翠さんの後ろに隠れた。


翡翠さんはセナの前にたって防いでくれた。


「セナ…いけませんよ?お嬢様に怪我があっては困ります」


理解したらしいセナはその場に座り込んだ。
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