重裝合体!ガングリオン!!
「だ…大丈夫カマ?」

インヴェイダーに同情されてしまった…。

汗だくになりながら不意打ちのようにフェザーブレードを振り回す!

羽を振り回すごとに俺のほとばしる汗が飛び散る。


「うわ!こしょばいカマ!」

「キモい!やめてー!」


人質にも羽が当たり、くすぐったがっているのがわかる。
俺はその姿に興奮すら覚えた。

「うひゃひゃひゃひゃ!!くらえ!くらえぃ!」

「いやぁーん!」

「やめんか!キモ男!」


インヴェイダーも少しうっとおしくなってきたのか…未来にカマで一撃強烈なヤツを頭にあてた。


「痛っ!」

俺は地べたにカエルのようなポーズで這いつくばった。


俺は鼻血を垂らしながら服についたゴミを払いのけて立ち上がる。



「フッ。お前の力はその程度ぐはぁ!」

右フック。左ストレート。
容赦ないインヴェイダーのリンチが始まった。

くそう…人質がいるせいで手が出せない…。

その人質も隙を見て逃げていた。


「よ…弱すぎる。なんて弱さなの!」


そんなとき!天空から一つの声が聞こえてきた。


『ミサキ…。』

「…おじいちゃん!?」

< 5 / 13 >

この作品をシェア

pagetop