重裝合体!ガングリオン!!
『未来は本来の自分の未来(かのうせい)に気づいておらん!このままでは第一話で最終話じゃ!』


「じゃあどうすればいいの!?」

空に映し出されたおじいちゃんはニヤリと微笑んだ。


『心じゃ。』


「心?」


『手と手を繋ぎ、ミサキの心と未来の心を重ね合わせ…一つになり合体するのじゃ!』


「嫌!絶対嫌!」


私は激しく拒絶した。だってあんなデブでオタクで変態でブサイクな多汗症のやつと合体なんてあり得ない!!
どうしてイケメンにしなかったの!!?


『ミサキ!!』

私はハッ!となった。

『遊びじゃ無いのじゃ…地球の未来と…人々の運命はもはや二人にかかっているのじゃ!』



私は…



頬に大粒の涙を流した。


「ごめんなさい…おじいちゃん。私…頑張る!」

空のおじいちゃんは不敵な笑みをした。

私は拳を握りしめて涙を拭いた。

そしてインヴェイダーの方を向くと未来はもうボロカスになっていた。


「はー…はー…最後にエロビデオ借りときゃよかった…。」

私は走りそのままの勢いでインヴェイダーに向かって大きくジャンプした。
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