Dear…愛しい君へ
「おっ。やっと来たか。」

「うん。って何で上半身裸なわけ!?」


「いやぁ暑くて。」

そういう問題じゃないだろぉよ…。
でも…

ユウキの体は小さい頃からバスケをしていたおかげで
結構筋肉がある。

自慢したがりのユウキは必要以上に脱ぐ癖があるw


もう慣れたもんだけど。



耳を澄ましてみたが
やっぱり家にはユウキだけみたい。

ユウキだけを家に残して家族で出かけるなんて
当たり前のことだった。


ユウキには12才離れた妹がいた。

ユウキの親はユウキが小さい頃に離婚したが
5年程前に偶然再会し再婚したのだと言う。

だからものすごく歳は離れてるけど
ちゃんと血の繋がった兄妹なのだ。

ユウキも妹がすごくカワイイらしくよく面倒を見てた。

小6の遊びたい盛りの男の子が学校終わってすぐ保育園まで迎えに行くぐらいだもん。


「ゆりちゃん元気?
もう結構大きくなったんじゃない?」

「もう4才。めちゃめちゃヤンチャだよ。」

「ユウキに似てるからきっと美人になるねぇ♪」

「さぁな。
それより同窓会のやつ
やろうぜ。」
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