待っていたの
その線を見る度に、栄達は鼻で笑い、白夜は変な顔をし、黒麗は満面の笑みで笑い何かを考えている。


「これは?リボンにしてカチューシャにしましょうか?」

「頼んでくるね?」


優雅な足取りで黒麗が、出ていく。


「ね、姫……?練習した方がいいよね」

字をではなく、線の書き方から練習が必要だ。


「うん、そうだよね?」

流石の彩も練習が必要だと思っているのだろう、特に白夜や栄達の字は綺麗だ。

「家庭教師をつけようか?」

「いやですよ、性格合そうにもないですし」

勝手な彩のイメージだが、やはり合いそうにないのだ。



.
< 161 / 243 >

この作品をシェア

pagetop