待っていたの
勝手なイメージとして、バイトのお兄ちゃんのイメージはなく、王宮なので教育係だろう、そうなると年配のザマスメガネで語尾にざますがつく様なイメージで、慣例がもしくは前例がございませんと言っているイメージだ。


「書いてれば少しは上手くなるだろうし」

「好きにすればいいが、宰相の講義には一回顔出してやれ」

「そんな暇は……」

断ろうと口を開くが、彩の言葉を遮る白夜。


「アレは物知りだからな、色々調べているようだ、行け」

「はい」

彩はこの世界の人間に、あまりいいイメージを持たない。



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