1億の☆
「ねぇ、どこに行く気?」
明らかに藤堂の邸とは方向が違う。
どう考えても間逆の街中へと向かっている。
「買い物に行く。」
藤堂類は特にこちらを向くわけでもなく平然と答える。
「買い物?買い物したいんだったら1人で勝手に行ってよ。
私これから予定あるから。」
これ以上行ったら菫さんのところに行くのが遅くなってしまう。
私はケータイを持っていないから、きっと心配をかけてしまうだろう。
西條さんに車を停めて欲しいとお願いしようとしたのに・・・・。
「お前の新しい制服を作りに行くんだ。
俺1人で行っても仕方ないだろう。」
藤堂類の言葉で遮られた。