-KAORI-

以外に、寂しがり屋だったことが判明。

「ただいま〜。」

『おかえり。彼氏の家にでも行ってたの?』

仕事が休みで家にいたお母さんから、声をかけられた。

「はっ!」

『図星ってことで。』

「はぁ〜…。」

『良かったわね。』

洗濯物をお母さんが落としたのを、焦って拾った。

『…あかり、その傷…。何?』

見られた。

急いで袖で隠すと、お母さんはあたしの腕を掴んだ。

『何って言ってるのよ!』

久々に見た。
こんなに怒ったお母さんを。

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