SSマジック
女子高生たちはまさとに遊びに誘われたみたいだった。

みんなで輪を作り、騒がしく話していた。

「いた…」
愛は遠くに和人の姿を見つけた。

「あいつ…一人かよ…」

和人は遠くからこちらを見ていた。
他に人はおらず、和人一人だった。


愛たちはゆっくりと歩き、女子高生たちを囲んだ。

「てめぇら、なんだよ!」
女子高生の一人が叫んだ。

少しずつ女子高生たちの顔色が悪くなっていく。


「あんたたち、この子覚えてる?」
愛は優を一歩前に出した。
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