遠目の子鬼
「そうかぁ、又兵衛クンが凄いのか。へぇ~」


なっちゃんは微笑みながら又兵衛の顔を見詰めた。


「な、なぁに、たいした事はないさ」


なっちゃんに見詰められた又兵衛は、ちょっと居心地悪そうなそぶりで彼女から視線を外し、自分の頬をぽりぽりと掻いた。


又兵衛の頬が心なしか紅い様な気がした。


又兵衛も、なっちゃんの事を気に入ってくれたらしい。


「じゃぁ、又、明日な」


又兵衛はそう言うと、僕達の前から姿を消した。


「僕達も帰ろうか…」


なっちゃんに自然に声をかける事が出来た。


ちょっと感動。
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