聖花学園~花よ咲き誇れ~

遊園地へ

 時がたつのなんて早いもので、次の日曜はすぐに訪れた。



 わたしは昨日の晩に用意しておいたニットワンピースに着替えると、いつもより少しだけ濃い目のメイクをして玄関へ向かった。


 ほぼ強引に決まったお出かけだけど、遊園地なんて久しぶりのため、わたしは結構楽しみにしていた。




「お待たせしました」

 玄関に行くと、他の皆は既に集まっていた。


 休みの日なので皆男の格好をしている。

 わたしにファッションセンスを叩き込んだ人達なだけあって、着こなしはバッチリ。



 こうやってそろうと何だか凄いなぁ……。


 わたしはそのまま絵にでもなりそうな五人の美形に少し見惚れた。



< 204 / 380 >

この作品をシェア

pagetop