聖花学園~花よ咲き誇れ~
「個々でプレゼントを渡しても、貴方は受け取ってくれないのでしょう? だから、この朝の短い時間をプレゼントすることにしたんです」

 そうしてソーサーに乗せたカップをコトリとわたしの前に置く。



 すると今度はクロワッサンとオムレツを優姫先輩が格好良く運んできた。

「皆から、そして物ではなく時間。これなら受け取ってくれるよな?」

 ニッと笑った優姫先輩。



 それに続いて和子先輩がオレンジジュースを運んでくる。

「お返しとか……そういうの、考えなくていいんだ。……僕たちは小都子の笑顔が見たいだけなんだから……」

 そう言って微笑む和子先輩に、胸が締め付けられたような感覚を覚えた。



 最後に、流依がフルーツを持って近付いてくる。




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