夢にで荘
バイト終わりの笹山君を強引に飲み屋に連れ出し大量に酒を飲ませて酔った勢いで・・




私はたった今頭に浮かんだ考えを即刻抹殺した。




我ながら懸命な判断だ。




「とりあえずメアド聞こうよ、健ちゃん」




ここは正攻法で健ちゃんの恋を応援していきたい私は、先程頭に描いた犯罪まがいの考えを振り払い、健ちゃんの肩に手を置いた。




「そうだよ、頑張って」




雄輔も私に同調し、反対側の肩に手を置く。




「ありがと〜」




健ちゃんは涙目になりながら私達と向き合い握手を求めてきた。




・・何かごめん。
< 59 / 133 >

この作品をシェア

pagetop