【 LOVERS 】
『えっ?!
面白いなんて言われたの
初めてだけど??』
稜はホットワインを
作ってくれた。
『ごめんね繭、うち何も
ないんだよねっ。
でも、体温まるし・・・
大丈夫、僕は飲まないから(笑)』
稜の家にある冷蔵庫の中には
お酒とつまみ、レモンぐらい
しか入っていないらしい。
「稜・・・TVは?」
素朴な疑問だった。
DVDディスクがこれだけあるのに
肝心なTVがない。
『あっ、これね?』
と、ベットの脇にある棒を
取って天井に向けひかっけ
ひっぱると
スクリーンが出てきた。
そして低い棚の反対側には
プロジェクターが入っていて、
稜はオレを見て
『何か見る?』と聞いてきた。
稜は、気にいった映画を
何回も見れるらしく、
ジャンルも問わない。
ただ映画が好きで、
休みの日や家にいる間は
何かしら映像を流していて、
ベットの上で過ごすらしい。
世間のことに興味がないのか?
自分にも興味なさそうだし・・・
「稜って引きこもり?」
と訊いて見る。
『ちがうよ、面倒なだけ!』
「・・・クシュン」
面白いなんて言われたの
初めてだけど??』
稜はホットワインを
作ってくれた。
『ごめんね繭、うち何も
ないんだよねっ。
でも、体温まるし・・・
大丈夫、僕は飲まないから(笑)』
稜の家にある冷蔵庫の中には
お酒とつまみ、レモンぐらい
しか入っていないらしい。
「稜・・・TVは?」
素朴な疑問だった。
DVDディスクがこれだけあるのに
肝心なTVがない。
『あっ、これね?』
と、ベットの脇にある棒を
取って天井に向けひかっけ
ひっぱると
スクリーンが出てきた。
そして低い棚の反対側には
プロジェクターが入っていて、
稜はオレを見て
『何か見る?』と聞いてきた。
稜は、気にいった映画を
何回も見れるらしく、
ジャンルも問わない。
ただ映画が好きで、
休みの日や家にいる間は
何かしら映像を流していて、
ベットの上で過ごすらしい。
世間のことに興味がないのか?
自分にも興味なさそうだし・・・
「稜って引きこもり?」
と訊いて見る。
『ちがうよ、面倒なだけ!』
「・・・クシュン」