【 LOVERS 】
稜の鎖骨に軽く触れる
と稜の体が反応した。

稜はさっきオレに
見せたイヤらしい顔
とは別人のように
幼い顔になり恥ずかし
そうに俯いている。

この子可愛い…

そして…虐めたくなる。

稜の顔に手を添え
自分の方をむかせると
稜の目は潤んでいる
ように見えた。

稜に軽くキスすると、
嬉しそうな顔をする。
そしてもう一回…
もう一回…稜の手が
オレの腰にまわり、

「…ハァ……」

…稜ってキスがうまい。
稜の体は適度に筋肉が
ついていて、しなやかな
体にあどけない笑顔が
妙にいやらしく感じる。

稜を押し倒し、体を
重ね…
稜の首筋から徐々に
舌を這わせると、
稜の体は敏感に反応
する……声は?

稜を見ると丸めた
自分の手の指を噛んで
いた。

稜の口にオレの左手の
人差し指を入れると
その指に舌を絡ませる稜。

オレが稜の乳首を軽く
噛むとオレの指の
隙間から

『…あっ……』

舌の先で稜の乳首を
必要に攻めると

『…やっ…ぁっ…
……ダメ……繭…』

と背中をのけ反らせる。

< 98 / 143 >

この作品をシェア

pagetop