【 LOVERS 】

オレの愛撫に感じる
稜の顔は憂いを含んで
妙に色っぽい･･･

『･･ﾝｧ･･･繭･･ﾔﾀﾞ･･･
おかしくなっちゃ･･･』

稜は気付いているんだろうか？

いやといいながら
誘っている自分に…

稜の下腹部に触れると

『繭…ｲﾔｯ･･恥ずかしい…』

「…何が恥ずかしいの？
こんなになってるくせに？」

わざと意地悪く言って
稜を見ると本当に恥ず
かしそうにしてる。

…初めて？

･･･なわけないか。

稜が寝返りをうちオレを下に
ひくと

『繭のも･･僕が気持ちよく
させてあげるね』
と可愛い笑顔で笑って言った。

その可愛い笑顔と裏腹に
この子は本当にいやらしく
オレのそこを丹念に正確に
刺激してくる。

オレたちは互いのそれを
貪りあいながら声をあげ、
感じていた｡

しばらくして

「･ﾊｧ････稜？」

稜の動きが止まり稜を見ると
紅潮した顔で

『･･ﾊｧ･･繭･･･この先･･
わかんないよ･･･』

と切ない顔で言ってきた。


オレはすぐに稜の言ってる
ことが理解できて

「･･･稜はどうしたい？
このままでオレは十分気持ち
いいけど･･･稜は？」

『･･･気持ちいいよっ･･･
でも繭をもっと･･･
気持ちよくさせたい･･･』