あの男は私に嘘をつく
「あんたっ……、ホントばかじゃない……。あんたの頭につまってんのはか・み・く・ずですかっ!!??」






そう言いながら、私のデコを思いっきりつついてきた。






「じゃあ、なにがチャンスなの??」







美香子の目が輝く。マンガでいうならあれだ。キラーンって書かれるだろう。まさにそんなカンジであった。
















「先生んち行って、看病しちゃえばいいじゃん♪」









「か、看病~!!??無理無理っ!!!無理だって!!」






「なにがよぉ。付き合ってんのに、彼氏の看病もしないとか彼女じゃないっしょ??」









「でも、迷惑だって!!!キツイかもしれないのにさっ!!!」








美香子はジュースを音をたてて吸いながら、プイッとした。
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