私があなたであなたが私!?
ん?
でも待てよ?
美男美女が揃ってるって
あの二人、
付き合ってるんじゃないのー!?
いや、無理もない!
同じ仕事場で
あんな綺麗な人がいたら
誰だって…
いや〜!!
それを考えてなかった!
たぶん…いや絶対、
付き合ってる!!
このお店、奥の鉄板にいる
おばさん以外は
あの二人だけっぽいし…
終わった!
私の恋、終わっちゃいました!
私は渡されたお好み焼きを
混ぜながら思った。
いや、でもまだ可能性は…!
「ねぇ〜薫。
そっちのお客様にお水」
「了解」
二人が奥で話してるのが
聞こえた。
なに?あの親しげな会話!
職場で呼び捨て
ってかなり関係深い
ってことじゃないかな?!
ここで完全に私の恋は
終わった気がした…
それにしても薫さんって
いうのか〜
かっこいいなぁ
私はこりずに
またぽーっと見ていた。