誰にも言えない!



慈郎は、バツの悪そうな顔をした。


「まったく…これで家について来るなら、どうすつもりなんだ?」


「すみません…
動物見るとほっとけなくて、屋敷にはついてこないようにします。」



慈郎はそう言い切ると、頭を下げ、犬を連れて歩き出した。


まるで、親に叱られた子供のように肩を落とし歩いて行く姿を見て、あたしは溜息を漏らした。


「慈郎」


「はい…?」




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