海の上で、輝くアナタ。
あまりの満たさに、立てられなくなるように、地に膝をつける。
「んっ、ルイ、カっふっ・・・さ、」
「んっ、…麗華…」
苦しそうに、アナタの名前を言うと、唇を離して、私の名前を呼ぶ。
凄く顔が熱い、思わずトロケてしまいそう。
目が潤む。
アナタが私にキスをしてくれて、名前を呼んでくれることが、
何にも変えられない、喜びだった……
「…だ…麗華。」
聞き取れなかった言葉。
何を言ったかはわからないが、あなたのその笑顔に、
心が高鳴る。
ルイカンドさん、ルイカンドさん。
アナタのことで、頭が埋め尽くされ、満たされる。
「ルイカンドさんっ」
アナタの名前を言えることが、
すごく心地いい。
ガチャッ、
「ルイさん、麗華さん。準備できましたか?もう少しで着きま……
失礼しました。」
バタン。
………見られてしまった。
私は、膝を地につけ、上を向いている、そして、ルイカンドさんはそんな私を支えるかのように、私の腕を上へひき、まるでキスをするかのように、顔を私の顔の近くまで下げている様子。
何故でしょう、
すっっっっごく、恥ずかしいッ!!!!
「れ、麗華?」
思いっきり俯いた私を心配するかのように、ルイカンドさんは私を呼んだ。
私は思いっきり、起き上がり、その反動で、ルイカンドさんの顔に私の頭が当たり、頭突きをしたようになる。
そのままドアのとこに走り、
「し、失礼しますっっ!!!」
と急ぎながら部屋を後にした。
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