海の上で、輝くアナタ。

「ルイさん、お取り込み中すみませんが、部屋見つかりました。」


気配が全くしなかったが、ルイカンドさんの真後ろにいつの間にかカルチェさんがいた。


「おぉ、そうか。でかした。」

そうやさしく微笑み、カルチェさんの頭を撫でるルイカンドさん。
カルチェさんは、少し照れくさそうに、俯いた。


「よし、じゃぁ行くか、金はもう払った!そのまま行くぞ、」


ニコッと微笑み、私の手をとるルイカンドさん。


「はイ」


そう笑顔で返事をして、私たちはアキさんとイクベスタさんの待つ場所まで急いで行った。

場所に着くと、「おそい!」とか言いながら、しゃがみこんでいたイクベスタさんが立ち上がる。「ごめん、」とルイカンドさんは棒読みで謝りながら宿に入る。


「麗華ちゃん!?ふぁぉおおおお!!何何!?メッチャかわぇええええ!!」

「うるさいよ?」

ニコッと微笑むアキさんの笑顔がイツモより数倍怖いのは何故でしょう…

「麗華さん、似合ってますよ…」

軽く微笑むカルチェさん。
ふぉおぁあ、最近カルチェさんが可愛すぎてたまりませんっ

そんな会話がありながら、私たちは、部屋に移動した。
畳12枚がひき詰められた、凄く小さい小部屋。
ここに今日5人で泊まるらしいですが、

何処に寝るんでしょう…


「よし!風呂はいるか!麗華!!」

「ストップ。はイ?」

「ん?一緒に入るか!麗華」

「はははははハ。それハそれハ面白いご冗談ヲ…」

私は笑いながらそういうと、彼は、

「??冗談じゃないぞ??」

とキョトンと死ながら答えた。

はぁ!?ナに言ってるんですか!?この人!それマジ!?マジでいってるんですか!?
おかしいにも程があります! 
ナに考えてるんですか!?

「普通だろ??」

「普通じゃないですヨ!!!」

私は頬を真っ赤にし、怒鳴った。
ルイカンドさん。本気でいってるんですよ、マジなんですよ、
何で何で、何で分からないんですかぁああ!!
今でも「何がおかしいんだ?」の顔ですよ!?


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