海の上で、輝くアナタ。


「散々巻き込んどいて、事故解決かい、」

「あー、馬鹿は黙っててよ、ルイ君?馬鹿に頼ったらだめだからね?」

「ハハッ、了解(イエッサー)」


その3人の様子を、見ていた私は、思わず笑みをこぼしてしまった。

どれだけ信頼しあって、どれだけ温かいんでしょう・・・


「麗華さん・・・」


カルチェさんが、私の服を引っ張る。


「なんですカ?」

「・・・時々思うんです。僕はなぜ、この場所にいるんでしょうか。」


今なら分かる、それは私も思っていたこと、


そのコタエはすぐ出てくる。


「自分を、必要としている人が・・・いるからですよ。」


それは自分に言い聞かせるように、


ルイカンドさんを愛しく見つめた。


子供のようにまるで学生時代に戻ったかのようにはしゃぐ3人。


それはいつでも続く。



宝物だと、私は思っています。




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