堂々乙女と秘密の美女
席につくと、初老のマスターが

カウンターを出て歩いて参りました。

丁寧なお辞儀のあと、

マスターは冷水に満たされたグラスと

温められたおしぼりをテーブルに配置し、

使い古されたメニューを広げました。
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