キミは許婚


「おーい!!」



哲太が大きく手を振りながら、一人で遠くに佇んでいた女の子を呼んだ。



そう、アイツと言えば哲太と一緒にいたあの子しかいない。


ついに紹介されちゃうんだ……。




女の子がこちらに駆けてくる。


その足音と共に速くなる鼓動。



「……明?」



あたしを見ていた聖は何か言いたげに口を開いたが、哲太の隣に女の子が並んだので紹介が始まってしまった。
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