キミは許婚
「じゃーん! こちらはなんと俺の彼女!」
「初めまして。明さんですよね? 妹みたいな幼馴染がいるって哲太からよく聞いています」
「あ……そう、なんだ……」
……あれ?
おかしい……痛いよ?
あたしは思わず胸元の服をギュッと握った。
人の言葉で傷つくことは昔からよくあったけど……それとは違う痛みが襲う。
痛みの正体がわからず戸惑う。
ひょうきんに彼女を紹介してくれた哲太の隣には、可愛らしくはにかんであたしに話しかけてくれる哲太の彼女。
……すごくいい子そう。