キミは許婚
聖の目を見ながら、あたしは深く頷いた。
「うん……いいよ」
コクリと下げた顔が上がって、もう一度聖と目が合うと……
「しんどかったら……爪立てていいから。俺が全部、受け止めてやる」
最後まで気遣ってくれて、グッと熱いものを押し入れてきた。
「っ……!」
感じたことのない痛み。
でも痛みと言うにはあまりにも温かくて、欲してしまうもの。
聖がくれるから?
きっと聖と一緒に味わう愛の証だからだね。
そして聖と一つに結ばれたいから……
乗り越えることができるんだよ。