Bitter&Sweet
お兄ちゃんに触れられると
すごく気持ちいいし
幸せだ…………
でも罪悪感が拭いきれない
「……ずっと我慢してた
ずっと、ずっと
こうしたいって願ってた」
お兄ちゃんは腕をほどき
私を振り返らせた
「……姫は
他に好きな男いるの…?」
首を横に振った
そして思い出す
「お兄ちゃんは……?
前に好きな人がいるって
言ってた……」
じっと私を見つめる
お兄ちゃんの目を見つめると
…………まさか
罪を犯した
オレは罪を犯した
姫を共犯者にして
今までのことが
頭の中を
ものすごいスピードで
駆け巡った
鈴木のお母さんが言ってたこと
お兄ちゃんが言ってたこと
………それって もしかして
霞みがかかった
頭の中が
晴れていく
パズルのピースが
はまっていくみたいに
謎が解けていく
……これは ただの推測だ
だけど私は確信してる
「………もしかして……
記憶を失う前…………
お兄ちゃんと私は……」
声がすごく震えた
「お兄ちゃんと私は……
付き合っていたの?
兄妹だってことを
知った上で―――――――」