Sで俺様な彼氏

こ、この状態って…

私の上に奏が乗っかっている。

ってか顔近い!

「ごめん奏…どいて」

私が奏に言っても奏はまったく動かない。

「奏?どいてよ!」

奏の固い胸板を軽く叩いてどかせようとしたけど、奏はびくともしない。

「お前その顔誘ってんの?」

「はぁ?意味わかんない!どいてよ」

奏は私の言ってることを無視して再び話続けた。

「真っ赤な顔で上目遣い。誘ってるようにしか見えない」

急にそうが怖くなった。

「奏!どいて!!」

奏じゃなくなった見たいで涙が溢れた。

「音羽…ごめん…俺男だからさ、理性たもつの大変なんだよ」
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